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映画座

「小さい頭巾」と「枕の掃除」と「トンヌラ」による、映画のレビューブログ。楽しければいいじゃない。そんな我々の遊びの場。

映画を撮りたくて何が悪い


中学の頃から僕には夢がありました。


その夢とは……映画を制作すること。

大作映画のような金のかかった映画である必要はありません。

数人の同志である仲間と考えに考え抜いた練り込まれた最高のストーリーを、最大限に引き出すための演出とキャラクタ、それらを携えて現場にて撮影を行い、綿密な編集を経て完成させる……つまり重要なのは金ではなく映画を作りたいという熱意と面白いものを作り上げるんだという覚悟です。

 

演技力はないかもしれません。

 

技術力もないでしょう。

 

しかしその作品一本に賭けた想いだけは大金をかけた映画に負けません。そして完成させた作品はまず仲間内で上映するのです。世界唯一の単館上映です。みんなでここが良かったとか、この撮影は楽しかったなんて言いながら、そしてまた次回作のことを話し合うんです。

ああ、もう最高ですね。青春ですよ。

いわゆる自主制作映画ってやつ。とにかくそれを撮ることが夢だったんですね。

そして数年後……大学にて僕はそれを実現させます。

 

僕が入った大学には映画制作をするサークルがありまして、バイトに明け暮れる予定だった僕の大学生活はそのサークルの存在によって予定を大きく変えてしまったわけです。もう入るしかないじゃないですか。かねてからの夢が叶うわけですし。

 

そしてサークルに入った僕は大学での4年間、基本サークルのことしか考えていない人間になったわけです。暇さえあればサークルの友人と映画製作の話でした。映画を観るのは楽しいです、しかし映画を撮るというのもすこぶる楽しかった。あの4年間は僕にとってどれも特別な思い出です。

後輩の女の子の足にケチャップぶっかけたりとか

女の子の走る足を撮影したりとか

制服着てもらったりとか……

 


どれも良い思い出ですね!

 


勘違いしないでください、あくまで楽しかったのは撮影ですよ。


監督という立場をいいことに、趣味全開で映画を私物化しようとなんて思ってません。本当です。はい。

 

ということでまた自分の話が長くなりました。最近「自分の話長いのは字数稼ぎたいだけだろ」と友人から指摘を受けましたが、違います。

何も考えないで書いているからこうなるだけです。

さて、だからと言って先の長話が今回紹介する映画とまるで関係ない話というわけではありません。結局僕が言いたかったのは

映画を撮るって最高だよってこと。
そこに熱意覚悟があるとさらに最高だよってこと。

僕が今回紹介する映画はこちら。

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地獄でなぜ悪い


〜あらすじ〜

抗争中のヤクザの組長である武藤と池上。十年前より武藤の奥さんはとある事情で刑務所におり、娘のミツコが女優として成長し映画で活躍していると信じていた。しかし実際のミツコは主演女優を降ろされたばかり。あと十日で出所する奥さんのために武藤はヤクザでありながら娘を主演に映画製作をすることを決意。映画を撮影したい平田とたまたま巻き込まれてしまった公次、とにかく様々な人を巻き込んで・・・・・・池上との現実の抗争を撮影するハチャメチャ映画撮影がスタートするのです。

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と、こんな感じでございます。

 


〜映画の見所〜

さてこの映画、ジャンルはコメディでございます。

監督は園子温監督。

と、聞くと何となく残虐描写過多なイメージがあると思います。

はい、まったくその通りです。

今回のこの作品でも監督らしさ爆裂の流血表現のオンパレードでございます。ですのでそういうのがどうも苦手〜というか弱き少女の方々は薄目で鑑賞するか、もしくは受験時に使った赤シートを引っ張り出してきて赤シート越しに鑑賞しましょう。

重要単語のごとく血が消えてくれます。
これで暗記もバッチリです!

と、冗談はさておき。
本題早々流血表現云々という話から始めてしまいましたが、実際僕がこの映画で語りたいところはそういったスプラッタなシーンではございません。まぁ一応そこも魅力ではあるのですが、それはまた後でということで。まず僕が言いたいのはここ。

「映画を作るまでの過程」

ここが好きなんです。
劇中、映画を作りたい男である平田も映画を作るまでの脚本作りとか演技練習とかクランクインするまでの過程が最高って話をするところがあるんですが本当にそうだと思います。ヤクザの武藤は奥さんのために娘主演の最高の映画を撮ろうとしている。そして平田は命を懸けてでも最高の一本を制作したいと思っている。

この最高の一本を作ろうとしている彼らは正直言って……

相当やばい。

マジでやばい。

頭がおかしいとしか言いようがない。


それなのに、何ででしょうか。この命を懸けてでも撮りたいという覚悟熱意にとてつもないエネルギーを感じて、観ているこちら側もテンションが上がってしまうんです。

それになにがすごいって「命を懸ける」って言葉が、この映画においては比喩表現ではなくマジで命を賭けることになるということ。先のあらすじでヤクザ抗争を撮影し映画にすると言ったと思いますが、抗争って結局殺し合いですからね……。日本刀を片手に相手の組を

斬って 斬って 斬りまくる!

そんな中にカメラを入れて撮影するんです。普通に人死にます。

え、最初そんなにたくさん人居たっけ?
って思うくらい死にます。
たぶんそこに居た人数より死んだ人数のが多いです。めちゃくちゃですわ。

ということで撮影に入ってからはスプラッタなわけです。ギャグテイストではあるんですけどね。アクションもなかなか格好良いし、観ていて純粋に楽しいシーンであります。後半はそんな感じ。

前半は「映画を撮るぞーっ!」
後半はそれらの想いを爆発させる。そんなイメージでした。

また、キャラクターが面白い奴ら揃いなんですよね。ヤクザのイメージ通り恐いシーンなんかもあるんですが、キャラクターがいい意味でバカなのでバランスが良いんですよ。

ということでこんな方々におすすめ

・笑いたい人
・わくわくテンションを上げたい人
・映画撮影をしたことがあってそれ自体が大好きな人

あ、あとこれもでした。

・セクシーな二階堂ふみを観たい方

これ、重要。


僕は健全な紳士なのでそういう目線でこの映画を観たことはありませんし純粋にこの映画が好きなのですが、みなさんの需要に応えたまででございます。僕の意思ではございません。

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興味がでた方は是非に。

それではまた!

 

小さな頭巾

傑作の誉れ高い、クレヨンしんちゃんシリーズが生み出した日本映画史屈指の名作!

どうも、『枕の掃除』です。
大人になればなるほど、「あのころはよかった」とか「あのころに戻りたい」とか美化された過去に思いを馳せることはしばしばで、現在や未来から目を背けたくなることも多分にあります。そんなオトナ達の想いと、過去を持たないコドモ達の壮絶なドラマを描いた傑作映画を今回は紹介したいと思います。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

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あらすじ
人の温かみや未来へまだ希望を持てた、想いでの過去をもう一度蘇らそうと企む組織、イエスタディ・ワンスモア。彼らの企みにより街のオトナ達はみな子供に戻ってしまう。しんのすけ達はオトナ達を救いだし、未来を手に入れることができるのか。

 



お下品な幼稚園児、野原しんのすけとその家族を中心としたドタバタギャグアニメの劇場第9作目。

歴代クレヨンしんちゃんシリーズの中でも傑作の誉れ高いオトナ帝国ですが、この映画を一言で表すと、「未来へ開けた映画」と言えるのではないでしょうか。



「想いでは優しいから甘えちゃダメなの!」とはFF10の名台詞の一つですが、誰しもが過去や想いでにすがりたいときはあると思います。

しかし想いでとは、えてして優しいものです。実際にはそんなに優しいものではなかったかもしれませんが、過去というものは時が経つにつれて次第に美化されていきます。



そんな美化された過去に対抗するものとしてこの映画で描かれているのが「家族」です。それはこの作品も観れば明らかです。
初めは誰しもが子供で、それこそまだ過去と言うものに囚われえることなく今を生きていますが、次第に出会いや別れを繰り返して成長していきます。そしていずれは自分が親から愛情を受けて育ったように、自分自身が親となり、同じように子供へ愛情を注いでいく。

 


確かに、いつまでも子供でいることは自由で気ままで楽しいことかもしれませんが、だけど、「俺の人生はつまらなくなんか無い! 家族がいる幸せを、あんた達にも分けてやりたいぐらいだぜ!」というヒロシの言葉

 

 

そして何より「オラ、大人になりたいから・・・大人になって、お姉さんみたいな綺麗なお姉さんといっぱいお付き合いしたいから!!」というしんのすけの言葉、これらの言葉にすべて詰まってるじゃないですか!

 


共に未来を歩んでいく家族との時間は代えがたいものじゃないんですか!いくら過去が美しかったからと言って、大人になりたいという子供の未来までは奪えないでしょ!ってことなんです。

そして未来から目をそむけて逃げようとする敵に対して放つしんのすけの台詞、「ずるいぞ!」にはドキッっとさせられた人も多いのではないでしょうか。こうしたしんのすけの言葉は、子供としての純粋な想いと同時にきちんと大人の心に届くものになっているところがこの作品の素晴らしいところだと思います。


ここまで聞くと、それをクレヨンしんちゃんでやる意味は?とか子供向けアニメなのに大人に寄りすぎてるんじゃないの?と思われる人も多いと思います。しかし私はその疑問に対してきっぱりとNOを突き付けたいと思います。



まず、このテーマをクレヨンしんちゃんで描く意味ですが、クレヨンしんちゃんがこれまで漫画、アニメと長年愛されてきた作品であり、映画を観ただけで彼らのバックボーンが透けて見えてくるところにあると思います。

 

だからこそ、父ヒロシがあるきっかけを通して大人としての自分を取り戻す、あの感動的なシーンに重みや厚みが生まれるんだと思います。

 

 

長年愛されてきたアニメという意味では、ドラえもんなども挙げられると思いますが、ドラえもんで家族をテーマにすることはなかなか難しいと思います。なぜならドラえもんは親から離れて友達と冒険することで物語を進めていくタイプのアニメだからです。もちろんドラえもんの中にも家族をテーマにした作品もありますが、クレヨンしんちゃんの方がテーマとの食い合わせがよいと言えると思います。


次に大人向けに作られ過ぎているんじゃないかという件ですが、私はそんなことはないと思います。なんといってもクレヨンしんちゃんと言えば大人も苦笑いするようなギャグこそが一番の魅力だからです。

 

トーリーもさることながら、やはりギャグが面白いのがクレヨンしんちゃんシリーズの安心できるところだと思います。かすかべ防衛隊の5人がバーの雰囲気にのまれておかしなテンションになってしまうところはニヤリとさせられるし、バスで逃亡するシーンもかすかべ防衛隊個々人の性格を活かしたギャグになっていて面白かったです。


またギャグ以外にも、画の迫力が人を引き付けるのも魅力の一つです。特に終盤の電波塔を登るシーンはアニメでしか表現しえない迫力があります。劇画とはまた違う、線の太さ、ほころび、スピード感、走っているだけなのに物語のクライマックスとしての説得力が伝わってきます。

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トーリー、アニメーション(画)、ギャグ、どこをとっても抜け目ない、素晴らしい作品です。


最後に、この映画がクレヨンしんちゃん映画だからと言って舐めている人伝えたいことがあります。「所詮子供向けでしょ?」とか、言いたいことはわかります。でも、関係ないんです。面白い映画は、アニメだからとか、邦画だからとか、子供向けだからとか、このジャンルだからとか、そんなこととは関係ないんです。それがたとえ日本の子供向けギャグアニメだったとしても、面白い映画は存在するんです。もしクレヨンしんちゃん映画だからと変な偏見を持っていたとするなら、それはもったいないことです。そんな偏見は捨てて、一度見てみてください。きっとその考えは変わるはずですから。

漂う地雷臭! B級ゾンビ映画『ゾンビーバー』

 

皆さんこんにちは!

小さい頭巾です。


自分ごとなんですけど、僕去年ハロウィンの時期にUSJに行ってきたんですよ。

午後6時過ぎるとどっかから爆発音がして、その瞬間からUSJ内はゾンビだらけになるっていうイベントをやっていまして……

……もう最高に楽しかったんですよ!

何といってもゾンビ役の人がめちゃくちゃ良い仕事をしておりまして、奇声のあげかたとか、人を襲う演出とか、もう完璧なんです!
あちこちで聞こえる銃撃と爆発音。逃げ惑う客。ゾンビから逃げるよう誘導する特殊部隊の方々。もうあの瞬間USJは……

 

完全にゾンビ映画の世界!

 

歩いているだけでワクワクは止まりませんでした。そんなわけで僕のスマホのカメラロールはUSJにいたゾンビの写真でいっぱいです。きっと生きている人の写真よりも多いことでしょう。悲しいですね。

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ゾンビとか苦手って人のためにSNOWで加工でもしてみようと思いましたが雰囲気がぶち壊しになるのでやめました。

さて、そんなゾンビだらけのUSJですこぶるテンションが上がっていた僕ですが、そんな僕も実はゾンビ映画を見るようになったのは最近だったりします。
何となく僕のイメージなんですがゾンビ映画って「万人向けの映画」って感じはしなくないですか? 全く観ないよって人と、ゾンビが出てるだけで観たくなる、って人の両極端なんじゃないかって気がします。僕はちょっと前までは前者だったわけです。
しかしとある映画をきっかけにゾンビ映画というジャンルそのものにハマってしまいまして、今では息抜きくらいの感覚でちょいちょいゾンビ映画を観るようになりました。
そのとある映画というのが……

ショーン・オブ・ザ・デッドです!

おいおいタイトルのゾンビーバーって何だったんだよ!って思いますよね? 僕も思ってます。書いている内に楽しくてどんどん逸れていってしまいました。というわけで軌道修正。ショーン・オブ・ザ・デッドについてはまたの機会にいたしましょう。


さて、前置きと寄り道が長くなり過ぎましたが今回僕がみなさんに紹介したい映画はコチラ。

 

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ゾンビーバーです!


はい、画像を見て読むのをやめようとした方も多いことでしょう。

わかりますわかります。どう見ても

 

『ザ・地雷』

 

ですもんね。
予告を見てもきっとその『ザ・地雷臭』は拭えません。

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と、いうよりむしろ予告を見るとその臭気はより一層濃いものとなるでしょう。

特に吹替版の予告はふざけまくっていて実際のセリフと結構変えていたりするのでなおさら地雷臭が半端ないです。
しかしだからと言ってここで観るのを辞めてしまうのは勿体無い!

ということでまずはあらすじを見てみましょう。



〜あらすじ〜


 

ビーバーがゾンビになります。

以上。

 

 

 



〜誤解を解きたい〜

……違うんです誤解です。
決してディスりたいわけではないんです。今のあらすじとか悪意を感じざるをえないと思いますが違うんです。

ビーバーがゾンビになるんです。タイトルに助詞と動詞を装飾しただけですが、あらすじとして言えることは本当にこれだけなんです。とは言えこれで終わりにしてしまうわけにはいきませんね。何故なら僕は本気でみなさんにゾンビーバーをオススメしたいからです。


これ程までの地雷臭。全容がだいたいわかってしまうタイトル。これらを踏まえた上で宣言しましょう。

ゾンビーバーは決して地雷映画ではございません!

さてそれでは自分が蒔いた種ですが、今までの誤解を解いていきたいと思います。


〜地雷なんかじゃない!〜

みなさんはゾンビと聞いたらどんなものを思い浮かべるでしょうか。理性を失った死体達が動いて本能のままに生物を食い散らかし、そして噛まれた者もまたゾンビになってしまう。とまぁこんな感じだと思います。ゾンビーバーもそんなよくあるゾンビ像と同じでごさいます。違うのは唯一つ。元が人間ではなく、ビーバーだということだけです。

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怖さは人間ゾンビ同等! もしくは上かもしれません。CGを使わず人形を使っているせいか動きはぎこちなく、ある意味で怖さがあります(笑) しかし、ここで一つ言っておかなければならないのはこの映画はそういった『怖さ』を楽しむ映画ではないということ。この映画の楽しみ方は恐怖ではなく……

 

笑いでございます。


湖に来ていた3人の女の子、そしてその3人を追ってきた彼女たちの彼氏や元彼3人。計6人がこのゾンビーバーと戦います。ゾンビが出る映画なので噛まれて死んでしまう人物ももちろん出てきます。普通のゾンビ映画ならそういうシーンをハラハラドキドキしながら観るものだと思うのですが、ゾンビーバーは違います。

 

全くハラハラいたしません。

 

というのもこの6人、映画の主要人物という感じが全くなく、全員どこかクズさが漂っています。好きになれるキャラクターがいないんですよ。ですので嫌な言い方かもしれませんが、噛まれていなくなってしまっても大してショックではないんです(笑)
そこが安心して観られるところであります。ゾンビーバーに食べられてしまうかもしれない、そんな危機的状況にも関わらずハラハラすることなく、シュールな笑いに集中できるわけです。


ただ、だからと言って気を抜いていると度肝を抜かれることでしょう。物語においてこの映画、ゾンビ物の基本は押さえているのですが終盤に近づくに連れて想像の斜め上をいく展開に向かっていきます。誰が生き残り、どのようにピンチを脱するのか、そういう楽しみとは別のところで驚きが待っております。
ああ、話したい。でもこれ以上言うとネタバレになってしまうのです。ということでみなさんには是非ともこのゾンビーバーを最初から最後まできちんと観ていただきたいと思います。きっとそうすれば

「まさかそんなことが!?」

っていう驚きとともにこの映画を見終えることができるはずです。


そして最後に待っているのはエンドロール。

正直この映画で一番の見所はここだという人もいるのではないでしょうか。

「ゾ〜ンビ〜バ〜♪ ゾ〜ンビ〜バ〜♪」

というめっちゃいい声で映画で起きた出来事を歌詞に歌い始めます。映画オリジナルソングです。僕はゾンビーバーを見終えた後、2週間程この曲が頭から離れませんでした。


仕事中も「ゾ〜ンビ〜バ〜♪」

他の映画を観ている時も「ゾ〜ンビ〜バ〜♪」

終いには夢の中でさえ「ゾ〜ンビ〜バ〜♪」と口ずさんでいました。


どうやら僕もビーバーウイルスに感染していたようです。


キリもいいので今日はここまで。


 

闘う漢の闘魂映画

どうも、『枕の掃除』です。
みなさんは「試合に負けて勝負に勝つ」という言葉をどのように思いますか?
「勝負事なんだから勝たなきゃ意味がない」
「そんなのは単なる自己満足でしかない」
確かにそのような意見も一理あります。しかしその人にとっては試合に勝つことよりも重要なことだとしたら、自己満足の何がいけないのでしょう。
今回紹介する映画は、自分が自分であることを証明するために闘う人間の物語です。



ロッキー

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このロッキーという映画、みなさんはどのような映画か知っていますか?
ボクシング映画ってことは知ってる。
名前だけは聞いたことある。
音楽なら聴いたことある。
知らない……

様々なスタンスの方がいると思います。
まずはじめに、ロッキーを観たことのない人が勘違いしているであろう誤解を解いておきたいと思います。

ロッキーは決して脳筋映画なんかではありません!
脳筋映画もそれはそれで好きだけど、それはまた次の機会に)

ロッキーを一言で表せば、それは人生そのものと言えるかもしれません。それほど普遍的な人間ドラマを描いています。

仕事といえばボクシンと借金の取り立てを兼業し、周りからはクズと呼ばれ、自分が何者であるかもわからないような最低な暮らしをしているなかで、巡ってきた人生最大のチャンス。世界王者がなかばショーとしてロッキーを試合相手に指名したことで、ロッキーの人生は大きく変化していきます。

やるか、やらないか

人生最大のビックチャンスではあるものの、相手は世界王者。引退間際の三流ボクサーが歯の立つ相手ではないことは百の承知。それでも、もし、最後までリングの上に立ち続けることができたのなら、自分はクズなんかではないことを自分に証明できる。だからやるんだ!!!

これがロッキーです。

単に試合に勝った負けたの話しをしているわけじゃないんです!


自分が自分であるために闘うんです!


世界王者との闘いである前に、これは自分との闘いなんです!

先ほど私はロッキーとは人生そのものと言いましたが、みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか。鬱屈した生活の中で、何かを見出したくてがむしゃらに努力したこと。反対にチャンスを目の前にしながら尻込もんでしまい、みすみすチャンスを不意にしてしまったこと。普遍的なテーマであるからこそ観ていて人の心に刺さるものがあるんです。確かに試合に勝つことも大切なことでしょう。しかしそれよりも大切なことだって現実世界にはあるじゃないか!そういう映画です。



ロッキーを語る上で欠かせないのが、やはりシルベスター・スタローンという俳優についてです。今でこそ大物俳優の一人であるスタローンですが、ロッキーがなければ彼の人生も違ったものになっていたでしょう。スタローンが一躍有名になったのも紛れもなくこのロッキーがヒットしたおかげですが、ロッキーが公開された時、スタローンは既に30歳で役者としてはかなり遅咲きでした。

それもそのはず、スタローンの映画を観た人ならわかると思いますが、スタローンはかなり滑舌が悪く、そのせいで役者としてはなかなか芽を出すことができないでいました。売れる前のスタローンはポルノ映画なんかにも出ながらなんとか役者になる夢をかなえようと必死になっていました。

そんなあるときテレビで観たモハメド・アリ対チャック・ウェプナーの試合に感銘を受け、ロッキーの脚本を三日で書き上げます。そして格安の予算であることを条件に主役のロッキーをスタローン自身が演じることに決まります。ここからスタローンの新しい役者人生が始まると思うと、まさにスタローンとロッキーは一心同体なんだとしみじみ思います。

またスタローンのなまった英語と、のらりくらりしたような演技がロッキーの不器用な性格を見事に表現していると思います。特にペットショップへ通いつめ、エイドリアンを口説いていくシーンと扉越しにミッキーに怒鳴りつけるシーンは、不器用さゆえになかなか素直になれないロッキーの人間性が表れており、その人間臭さがロッキーの魅力となっていると思います。


ロッキーのもう一つの魅力と言えば、やはり音楽ではないでしょうか。ロッキーの映画は観たことがない人でも、音楽だけは聴いたことがある人は多いと思います。中でも有名なのは、ロッキーがトレーニングするときに流れるGonna Fly Now


rocky soundtrack gonna fly now

と試合の終盤に流れるGoing the distance


Rocky Soundtrack - Going The Distance

ではないでしょうか。この2曲を聴いていると何か自分も頑張らなくちゃと心の内側から熱く込み上げてくるものがあります。それが映画内のロッキーの心情と重なり合って、ロッキーも応援するし、自分もやってやると勇気づけられるし、映画を観てこれほどまで心を突き動かされる体験もなかなかないと思います。
それほどロッキーは、ての努力する人間を鼓舞する素晴らしい映画だと思います。


最後に
私は好きな映画のジャンルとして、ボンクラ野郎が自分たちのやり方で努力して、世間を見返す系の映画が好きです。なぜなら映画を観ている自分自身がボンクラだからこそ、最後の最後に最高のカタルシスを味わうことができるからです。人生に退屈してルサンチマンため込んでるような人には是非、このロッキーを観てもらいたいです。そしてみんなで一緒に叫びましょう。

 


「エイドリアーン!」

怖いじゃなく恐いホラー! 映画「ドント・ブリーズ」の見所はここだ!

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どんっ!


怖そうですね。

今回僕が紹介する映画は……

 


ドント・ブリーズ



ご覧の通り、そしてタイトルの雰囲気通り、この映画はホラー映画でごさいます。ホラーと聞くだけで手の平から汗が止まらない方々もいらっしゃることでしょう。わかります。なぜなら

僕もホラーが苦手だからです。(実はそうでもない)

ホラー映画を見たら最後、手の平から汗どころか身体全身から噴水の如く汗を噴き出し、僕の足元にちょいとした用水路が拓くくらいには苦手です。(実はたいして苦手じゃない)

死んだ女の人の霊とかなんやねん。
そんなのがいるなら恐竜の霊とかがそこら中にいてもおかしくないやろ。とかいちいち茶々を入れないと平常心では観ていられません。(嘘です、別に苦手じゃないです)

しかし。
この映画にある怖さはそういった霊的なホラーではなく

人間的なホラー。

決して現実味のない話ではないのです。
こうなると話は別。

むしろ僕の好物でございます。(どっちも嫌いではない)
ここでは便宜上「人間的ホラー」と称したいと思います。

幽霊などは一切出ません。
呪いとかもありません。

登場人物である人間そのものが恐怖!

というのが人間的ホラーです。(でもどちらかと言えばこっちのが好き)

ま、前置きを長くしても仕方ないのであらすじに行きましょう。

 


〜あらすじ〜

大金を隠し持っている盲目の老人が住む家に強盗に入ることを企てた3人。侵入に成功するもその老人は視覚の代わりに超人的な聴覚を持っており、3人は侵入したことに気づかれてしまう…。異常な本性を隠し持つ老人から、果たして3人は逃げる切ることができるのか。

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『ドント・ブリーズ』日本語吹き替え版予告編 - YouTube


こんな感じでございます。
タイトルのドントブリーズは直訳すると


呼吸すんな。


ですが、つまりどういうことかと言うと、呼吸すらも聞き取られて、存在を明かしてしまう……だから息をしてはならない。というわけなのですね。

このタイトル好きだなぁ。

カタカナだと少しださいですが英語だと……

 


ドント・ブリーズ



no no no !

 (違う違う!それはカタカナや!)


don't breathe

 



yes. once more……

(いいじゃないっすか……もう一回!) 


Don't Breathe

 

 


It's so cool !

(マジかっけぇ!) 

 



〜88分間怒涛の連続〜

さてさてこのドント・ブリーズですが、上映時間は88分と短めです。しかしその殆どをハラハラドキドキの状況で占めております。次から次へとあらゆる方法で視聴者をドキドキさせ、時にはつられてこちらも呼吸を止めてしまうほどです。


僕は気付けば88分間息を止めてました。

という冗談はさておき。

僕はこの映画を観ていた88分間、登場人物の誰一人にも共感したり愛着が湧いたりしなかったのですが、むしろそれはこの映画においては正解であると思います。

あらすじの通りですが、まず老人の家に入った3人は強盗ですし、老人も登場から間も無く頭おかしいことがわかりますし、考えてみるとこの映画……

普通の人いないんですよ。

ということでこの映画の楽しみ方というか要素を5個に箇条書きにしてみました。

①ハラハラドキドキ
②え、マジか……。
③危ねぇ!
④やべぇなこいつ
⑤やっぱやべぇなこいつ

⑥犬恐すぎだろ

だいたいこんな感じ。
楽しみ方これしかない!

でもこれらが本当に振り切っていて、それでいてスピーディな展開も相まって、88分と短い鑑賞時間ではありますが正直

もっと短く感じます。

体感的には30分くらいでした。
本当駆け抜けるようです。短い、って単語を使うとネガティヴに聞こえますがそういうことではなく、それほどに充実した時間を送れたということです。

それと、30分くらいに感じるらしいから大丈夫やろ!と、友達との待ち合わせ時間の30分前からこの映画を見始めたりするのはやめましょう。普通に遅刻します。

たいして中身もないことばかりを話した気がしますが、とにかくこの映画について僕が言いたいのは…

心地良い程度の良質なハラハラドキドキを味わえる88分間であるということ。

これに尽きます。というか終始これしか言ってない気がします。

一応物語もきちんとあるにははありますが、特段話すこともないかなぁって感じです。

狂ってる人と悪いやつらがギャーギャーワーワーそして危機が迫ると

 

「シーン……」

 

とするお話。基本はこれ! もうこれさえわかってれば大丈夫。

本当にオススメなのかよ。
と、ツッコまれそうな締め方になってしまいましたが、オススメです。

というわけで最後になりますが、少しゲームをしてみましょう。これをするとこの映画のハラハラ感が少し伝わると思います。


まず、今が昼ならば夜を待ちましょう。

少し部屋の電気を消して見てください。PCの方はディスプレイの電源を、ノートPCの方はディスプレイを閉じ、スマホの方は一旦スリープモードにしてみてください。とにかく部屋を暗闇にしてみましょう。出来たらそのまま息も止めてみましょう。そして気が済んだら全ての電気を元に戻してみましょう。

 

……。

………。

……………。


「真っ暗って怖いよね」

見えないって怖い、本当に怖い。

実はこのページにも見えない仕掛けがたくさんあったことにみなさんは気づいたでしょうか?スマホタブレットの人はごめんなさい)

 

息を殺して探してみてください。

 

まぁ見えたところでたいしたことは何もないんですがね。

 

それでは。


小さい頭巾(またお会いしましょう)

 

ドント・ブリーズ」映画情報

 公式HP 映画『ドント・ブリーズ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

終わらない日常 日本アニメ史に多大な影響を与えた押井守の最高傑作!

どうも、『枕の掃除』です。
楽しい時間と言うものはあっという間に過ぎていくもので、こんな日常が永遠に続いていったらいいのになぁ。とは、誰しもが考えることでしょう。もしもそんな夢のようなことが現実に起きていたとしたら……!?

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

 

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あらすじ
学園祭を明日に控えた友引高校は上を下への大騒ぎ。あたるたちは連日学校に泊まり込み、学園祭の準備に大忙しだった。ある時、♨や錯乱坊が姿を消し、町には、異常事態が次々発生。真相究明委員会を結成したあたるたちが、面堂のハリアーに乗り込み宇宙から町を見下ろすと…!なんと、友引町だけが巨大なカメの上に存在していたのだ!その日から町の様子は一変。あたるたちのサバイバル生活が始まったのだった…。


うる星やつら ビューティフル・ドリーマー 予告編


まず何と言っても開始早々荒廃した友引町物寂しげなBGM
これだけで面白そうじゃないですか!

 

荒廃した近未来映画、通称ディストピア映画と呼ばれるこのジャンル、このジャンルどうしてこうも人の心を掴むんでしょうね。
私の好きな『WALL・E/ウォーリー』とかもこのジャンルだし、きっとみんな現実離れした非日常が好きなんですね。


そして場面は変わり学園祭前夜の友引高校
はい、でました。学園祭前夜。
学園祭の準備期間中ほど楽しいのが忙しい時間もないでしょう。



物語は、この学園祭前日の友引高校から始まります。
それにしてもうる星やつらはどのキャラクターも魅力的でいいですよね。
校長もまさか自分の頭の上にいつ落ちてくるかもしれない40トンの戦車があるとは知らず「ネズミかな?」なんて悠長に構えてるし、後述するメガネのあの長台詞といい、ギャグも冴えてるのが素晴らしい!

しかし常にどんちゃん騒ぎで終始楽しそうではあるものの、観ていると次第にある違和感に気が付くことでしょう。


「せいぜい頑張ることだな、残すところ今日一日、明日は学園祭の初日じゃからな」


「しっかり頼みますよ先生、あと一日、明日は学園祭初日ですからな」


みなが口々にする「明日は学園祭初日」という言葉、おやおや何かが変ですね~
それだけじゃなく、みんな家に帰れずあたふたとしてますね~

お気づきのようにそうですが、
そうです、何とあたるたちは

同じ一日を永遠とループしてたのです!
そしてあたる達は友引町から出られなくなっていたのです!


今となってはよくある設定と思われるかもしれませんがこの設定、なんとアニメではこの映画が最初に取り入れた設定なんです!
後にハルヒまどマギなどもこの設定を使っていますが、ここに原点があったとは……


話は戻ってあたる達はこの異常事態を対処すべく、真相究明委員会を結成。
面堂の所有するハリアーで友引町からの脱出を試みることに。

するとそこには巨大なカメの上に乗った友引町の姿が!

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幼少時代、私が初めてこの映画を観たとき、私は幼心ながら映画とはどういうものであるかというのをこのシーンから悟ったのをよく覚えています。それぐらい衝撃的なシーンでした。


そしてこの時より、西暦は終わります。
この異様な現象に立ち会ったメガネ氏は後にこう語っています。

「私の名はメガネ。かつては友引高校に通う平凡な一高校生であり、退屈な日常と戦い続ける下駄履きの生活者であった。だが、あの夜、ハリアーのコックピットから目撃したあの衝撃の光景が私の運命を大きく変えてしまった。ハリアーであたるの家に強行着陸したその翌日から、世界はまるで開き直ったかのごとくその装いを変えてしまったのだ。いつもと同じ町、いつもと同じ角店、いつもと同じ公園。だが、なにかが違う。

~中略~

あの運命の夜からどれ程の歳月が流れたのか。しかし今、我々の築きつつあるこの世界に時計もカレンダーも無用だ。我々は、衣食住を保証されたサバイバルを生き抜き、かつて今までいかなる先達たちも実現し得なかった地上の楽園を、あの永遠のシャングリラを実現するだろう。ああ、選ばれし者の恍惚と不安、共に我にあり。人類の未来がひとえに我々の双肩にかかってあることを認識するとき、めまいにも似た感動を禁じ得ない。
メガネ著 友引全史第一巻 終末を越えて 序説第三章より抜粋」

これはビューティフル・ドリーマーのなかでも指折りの名シーンでしょう。
この映画の特徴として、やけに長いキャラクターの語りが随所にあるのですが、これはずば抜けて長い。時間にして3分強!
これが友引全史第一巻の序説第三章って言うんだから、メガネは一体どんな歴史書を綴ろうというのか……

それにしてもこのシーンのBGM、何だこの綺麗な音は!?
本当にギャグアニメに使われるBGMなのかと疑がいたくなるほど素晴らしい音色!
トーリーだけでなく、音楽が素晴らしいのもこのビューティフル・ドリーマーの特徴ですね。



どうですか
観てみたいと思ってもらえましたか?
私もいろいろな映画を観てきましたが、正直無人島に一本しか映画を持っていけないとしたら、この映画を選ぶと思います。それほど私の中では特別な作品です。
アニメが好きな人、SFが好きな人、押井守が好きな人、何でもいいから映画が好きな人、ぜひこの映画を観てみてください。おすすめです!

映画「君の名は。」は、評判通り面白い! 流行に乗り遅れる前に観るべし!

 


こんにちは。
小さい頭巾です。

僕の初映画記事ということで今回紹介させていただく映画はこちら!

 

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君の名は。です!

一発目からこの映画にするとミーハー感がすごいですが、最近の邦画について語る上で外せない作品の一つであることに間違いはないでしょう。


ただ!

正直言って……


この映画、今更僕に何か話すことはあるのでしょうか。


上映から時間が経ってもなおランキング1位を死守していたのは記憶に新しいですね。そして今も劇場にて上映しており、もう何度も観に行ってる人もいるくらいです。
そんな国民的映画となりつつあるこの映画に、ただの映画好きの僕が果たして何を語れと言うのか。何を言ったって

 
わかってるわそんなん。


とか

それどっかのブログでも言ってたわ。

とかとか

こんな文読んでる暇あったら本編観るわ。

みたいな。

 
いやまぁそうですよ。実際ここまで話題になった作品でございます。すぐにでも本編観ちゃった方がいいんですよ。ナウい話題にいち早く乗れますし。

 


30年後に観たって遅いですからね。

 

「今2047年だぞ。お前過去から来たのか?」

 
ってなるその前に観ちゃいましょう。
まぁ何が言いたいかって僕がここで話さなくても皆勝手に観るんじゃね?ってこと。もうここで

 

(省略)

  〜完〜



って記事終わらせたっていいんじゃない?ってこと。
ただね・・・・・・そうもいかないんですよね。
何故かって



僕が話したいからです!

 

そうなんです。30年後ではなく今この映画を観てしまった僕はこの映画について話したくて話したくてしょうがないのです。


いや今って・・・・・・それもちょっと遅くね?

って思ってる方もいるかと思います。
僕もそう思います。

でも実際は半年くらい前に観に行ってるのでそこらへんは許してください。

 

 
〜あらすじ

 
田舎町に暮らす女子高生の三葉は、ある日男の子になる夢を見る。三葉が夢の中で憧れていた都会での暮らしを満喫している一方で、都会に暮らす瀧は田舎に住む女の子になる夢を見ていた。二人が見ていた奇妙な夢の秘密とは・・・・・・。

と、こんな感じです。
正直あらすじどう書けばいいのかわかりませんね。どこまで書いていいのかとか。ただここまでは書いてもいいと思いますので言っておきます。

この二人、夢の中で入れ替わっております。

youtu.be

youtu.be



予告を見ても入れ替わってるってことは言ってますしね。というか、散々テレビ等で宣伝されてますしみなさん知っているかと思います。


ジャンルで言えばこの映画いわゆる

 
「いれかわりもの」

 
でございます。
そう言うときっとみなさんこう思うはず。

 
よくある設定じゃね!?

 
って。そうなんです。よくある設定なんです、いわゆる王道。でも僕は言いたい。王道が何故王道と呼ばれるようになったのか、それは

 
みなさんに好まれているからじゃないですか!


と。

バスケをやりながらVHSでジャグリングをしていたら女の子と一緒に座布団に変身していた、みたいな物語があったとしてそれは果たして面白いでしょうか。間違いなくつまらないでしょうし、好きな作品にはなりえないでしょう。なぜなら意味もわからないし奇抜すぎるからです。この「座布団変身もの」というジャンルが王道と呼ばれることはこの先未来永劫訪れることはないことでしょう。


何が言いたいかって、つまり王道は面白いから王道になったわけです。

ということで王道は決して悪いものではないのです。
面白さの基準と言っても過言ではありません。

この「いれかわり」というジャンル。
王道という言葉の名に恥じぬ老若男女に愛されるジャンルでしょう。

ただ勘違いしないでいただきたい。いくら王道と言えど過去にあった作品をただ焼き回したような作品は飽きられてしまいます。面白さとは別に、「飽き」というものがある以上、それは避けなければなりません。その点君の名は。は飽きのないように作られております。

入れ替わり物でよくあるシーンとして入れ替わった後、各々が相手側の生活で悪戦苦闘したり、相手の仕草や人間関係等についての指摘をしあったりとか、そういうのってよくあるじゃないですか。でもそういうのって、もうお腹いっぱいですよね。君の名は。はそういう観客が飽きてしまっているシーンをほぼほぼダイジェストと言う形で演出しています。

予告の中で

 
「もしかして俺たちは夢の中で……入れ替わってる〜!?」


っていうとこ。あそこらへんも本編では良いテンポで駆け抜けていくんですよ。既に他作品でやり尽くしているようなシーンは、短く楽しく演出し、この作品でやるべきことをしっかりと描く。そうしてこの君の名は。

王道設定でありながら、きちんとオリジナリティを持っている作品となっているのです。

 


〜で、結局面白いの?〜


王道がどうとか作品のオリジナリティがどうとかはいいとして結局面白いかどうか。まぁ一番大切なところですね。結果から言いましょう

 
面白いです。

 
というか
面白いからここまで話題になったんでしょう。
僕が改めて言うまでもないのですが改めてもう一度

 


面白い。

 


面白いです。

 


わくわくもしましたし、アツくもなりましたし、泣けもしました。

劇場を出るときには目が真っ赤でしたよ。まさかあそこまで泣くとは自分でも思ってませんでした。今思い返すと何故あそこまでないていたのかもわからないです。変なツボに入って涙腺が機能しなくなってました。

物語の面白さは間違いありません。
そして
演出、曲、台詞、キャラクター、どれをとっても素晴らしい。

一瞬見るだけでわかるくらいに美麗な絵もまた魅力的。物語だけでなく、語ることが数多あるこの「君の名は。」。

 
もう観るしかありませんよ!

 
余計なことを話してしまうと、ネタバレになりかねないし、みなさんに変な先入観を持たせてしまうのも惜しい。とにかくクリーンな状態で観ていただきたいのです。だからこの記事では中身の話はあまりしないことにします。とにかくここではオススメ!とだけ声高々に言っておきましょう。


オススメ!


オススメ!


オススメ!

 
とりあえず3回言っておきました。
よろしくお願いします。

さてさて。とは言っても言いたいことがありすぎるせいでキーボードを打つ手が止まりそうにありません。何も考えないで書いてるせいもあってこのままでは収拾がつきません。


卒論かよ。
ってくらい長くなりそうです。

ということで僕が語りたいことは……

 


(省略)

 


全てこうしてやりました。

それではまた。

 
〜完〜

 

小さい頭巾

 

~「君の名は。」映画情報~ 

映画『君の名は。』公式サイト

映画『君の名は。』(@kiminona_movie)さん | Twitter