佐藤健主演の実写映画『亜人』 漫画アニメとの違いと、とにかくかっこいいアクション!(ネタバレなし)
こんにちは!
小さい頭巾です。
先日、映画『亜人』を見に行きました!
というわけで簡単ではありますが、ちょこっとレビューといきたいと思います。
あらすじ
研修医である永井圭は、交通事故で死亡した直後に生き返ったのをきっかけに、絶対に死ぬことのない『亜人』であることが発覚する。捕らわれた永井は亜人研究施設にて非人道的な実験を繰り返されることとなる。そんな中同じく亜人の男、佐藤によって救われるが、佐藤は国家転覆を狙い大量虐殺を繰り返すテロリストだった。同じ亜人として佐藤の思想に共感できない永井は、亜人と人類の壮絶な戦いに身を投じていく。
冒頭5分
物語は主人公の永井圭が政府の非道な人体実験のモルモットにされているところから始まります。
死なない、という理由から永井は何度も何度も苦痛を味あわされてはリセット(殺されて蘇る)させられます。
そんな中、佐藤というもう一人の亜人が現れ、永井を仲間に引き入れようと試みるのですが永井はそれを拒否し逃亡。
激しい逃走劇を繰り広げます。
とにかく最初の展開がすさまじく早いです。
長ったらしくダラダラ―っと世界観や登場人物の背景を説明したりすることがなく、開始早々からテンションマックス。この映画を観に行くほとんどの人はアクションが目当てでしょう。かく言う僕もそうだったのでこの始まり方は最高でした。
とにかくかっこいいアクション
そこからはもう怒涛のアクションの連続です。
アクションを担当しているのはあの実写『るろうに剣心』で知られるチームということで、アクションの出来に関しては……
カッコよすぎて痺れます。
るろうにの時と比べると、カメラワークがガンガン動くせいか多少の見づらさも感じましたが
そんなことはもうどうだっていい!
と思えるくらいに激しくカッコいいアクション。
洋画さながらにド派手に爆発したりするシーンもあるにはあるのですが、そういった大味なアクションシーンよりも、キャストの方々が繰り出すテクニカルなアクションの方がこの映画の見所です。
ここもるろうにの時同様なのですが、アクションそのものはあまり現実的でないものが多いです。亜人にはIBMと呼ばれる粒子の塊で出来た人型の生物のようなものを出す能力があり
それを使って戦ったり、グルグルと回転したりと漫画的な戦いが多く見られます。
しかしですね……それがいいんです!
元々現実味のある物語じゃないんですから、とにかくカッコいいのならば、リアルさなんていらないんですよ。
そんなカッコいいアクションが109分という上映時間の大半を占めており、まず観始めから観終わりまでの間に飽きを感じることはありませんでした。
原作との相違点
やはり原作ファンの方々はここが気になるかと思います。
大筋に大きな変更はないのですが、主人公の永井が医者志望の学生から研修医に変更されていたり、物語も細かな部分は削られていたりします。永井の友人であるカイは登場すらしませんでした。
尺の問題もあると思いますが、何よりこの映画のメインに置いたものがアクションであることがこうなった理由かと思います。
永井を演じた佐藤健さんはスタントマン顔負けのアクションができることをるろうに剣心で証明しておりますし、佐藤演じる綾野剛さんも同様です。
まず、アクションを主体とすることが決まった段階でキャストがある程度決められ、そこからキャストとキャラクタの間に違和感のない設定へと変更されていったように感じました。
まぁ設定の変更については正直このくらいの変更は大したことないのかなぁって思います。
原作ファンがあまり良く思わないのは設定の変更よりも物語を端折っていることかもしれません。
アクション満載なので物語は大分おざなりになっています。ストーリーはおまけに感じるレベルです。
原作である漫画亜人では迫力のあるアクションを描くことよりも、緊迫感のある重厚な物語を描く事に重点を置いているので、それが端折られてしまっているというのは……
それはもう亜人ではないのでは?
と思う方もいるかもしれません。
僕はだいぶ前に4巻くらいまで亜人を読みました。正直記憶は曖昧です。それでも結構違和感のようなものを感じたので、ファンの方は特にそう感じるかもしれません。
まとめ
アクションすげぇ!
とか
原作との違い
とか
いろいろ言ってみましたが、僕は思った以上に楽しめました。
漫画原作の実写化というのは当たりハズレが多く、正直がっかりすることが多いというのが現状。
そんな中原作を元に、何を軸に描くかをきちんと決めた上でそれに徹し、映画に最適な改変を行っている映画は、結構当たりが多いというのが僕のイメージです。
今回の映画亜人は、死なないという亜人の設定を活かしアクションを軸に描き、それに適した改変が行われております。漫画とは多少違うかもしれませんが、映画としての出来は完成度の高いものに仕上がっておりました。
何を上から目線で言ってるんだという感じですが、結局のところ何が言いたいかって……
あれだけのカッコいいアクションをこれでもかと魅せつけられて、つまらないわけがないでしょう!
と言うこと。
もう結局はそこなんです。
予告でもそう。
キャストのインタビューもそう。
公式サイトでもそう。
とにかくアクション推しじゃないですか。
つまりアクションが良ければこの映画はいいんです!
アクションを楽しむ映画なんです!
というわけで
・とにかくカッコいいアクションが好きな方
必見です。
僕は原作をとりあえず10巻まで大人買いして来たので今から読もうと思います!
それでは!
小さい頭巾。
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